Windows Server 2012 on AWSにTableau Serverをインストールしてみた

Windows Server 2012 on AWSにTableau Serverをインストールしてみた

Clock Icon2014.01.28

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Tableau製品にはDesktopの他にも幾つか製品が存在します。その中で今回はTableau Serverと呼ばれるものについて環境インストールまでを記録として残しておこうかと思います。導入まではこれと言って特に難しい設定等もありませんので(色々やろうとするとそれなりに手順を踏む必要はありそうですが)備忘録的な感じで。

目次

Tableau Serverを導入するWindows環境の準備

まずはTableau Serverを導入するWindowsマシンを乗っけるEC2インスタンスを所定のVPC内に作成します。VPCのリージョンについては接続するデータソースと同じリージョンにしておく等の考慮が必要になる事と思いますので、その辺りを踏まえた上でリージョンやVPC環境は選定・構築を済ませておいてください。

Windows Server 2012 on AWSのインストール

細かい導入手順については下記エントリをご参照ください。ここではその際のキャプチャ画像と共にざっくり手順を載せておきます。

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下記サーバ要求仕様を元に、『小規模』の利用を想定。4コアCPU/8GBメモリの最低基準をある程度上回るインスタンスタイプ『c3.2xlarge』(CPU:8、Memory:15GiB)をチョイス。

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ポートはひとまず80(HTTP),443(HTTPS),RDP(3389)を空けておきます。

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EC2インスタンス作成時にキーファイルを指定。

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EIPも割り当てておきました。

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起動後しばらくしたらインスタンスを選択、[Get Windows Password]を指定。

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起動時に選択したキーペアファイルを選択、パスワード生成を実施。

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パスワードが生成されるのでリモートデスクトップを介してログインします。

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Tableau Serverのインストール

ブラウザでTableau Serverのページにアクセスし、インストーラを入手。

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ダウンロード後、インストール実行。基本手順としては選択させる箇所はありませんので、問題無ければそのまま次へ次へと進めます。

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Trial版で進めるか、プロダクトキーを以ってアクティベートするか聞かれるのでここはTrial版で進めます。

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登録作業もひとまず後で。

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しばらくサーバインストール作業が続きます...

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サーバー設定に関するダイアログが表示されます。ここでは認証方式について選ぶ事が出来ます。サーバに対してユーザー名とパスワードで認証させるローカル認証を選び、[OK]を押下。

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ここも[OK]押下。

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しばらくするとブラウザにて管理者ユーザ設定画面が表示されます。任意の値を設定して先に進めましょう。

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管理者ユーザーの作成が完了し、ログインまで完了しました!URLがhttp://localhost/となっていますね。

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この環境にはEIPを付与してますので、EIP経由でもアクセスしてみます。(リモートデスクトップでは無く)普通にブラウザインターネット経由でもアクセス出来ています。

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Tableau Server - ユーザーの追加

管理者の他にTableau Serverを利用するユーザーを追加してみます。管理者メニューからユーザーを指定し、[Add]リンクをクリック。

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ユーザー名を指定して[Next]クリック。

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所定の情報を設定し、[Add]を押下。Tableau Serverでは『ライセンスレベル』と『ユーザー権限』について以下の様な仕組みとなっているようです。ユーザーに応じた設定を行う必要があります。

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作成出来ました!

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日本語化設定

Tableau Serverは各国言語にも勿論対応しています。[User Preference]の[Language and Locale]にて日本語/Japanese(Japan)をそれぞれ選択し、[Set]押下。

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メニュー内容が日本語表示となりました!

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Tableau Desktop & Tableau Server連携:コンテンツをパブリッシュしてみる

Tableau Desktopで作成した内容については、Serverへのパブリッシュ(公開)を行う事が出来ます。コンテンツを作成した状態で、まずはサーバーへの接続を行います。メニューバーから[サインイン]を選択。

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サーバーのURLを指定。ここではEIPを指定しています。[接続]を押下。

tableau-publish-02

ユーザー名及びパスワードの設定が求められます。ここでは上記手順で作成したユーザーでサインインしてみます。

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サインインが完了したら次はパブリッシュです。[ワークブックのパブリッシュ]を選択。

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現在開いているビューの内容が設定された状態でダイアログが表示されました。パブリッシュしたい内容を設定し、[パブリッシュ]を押下。

tableau-publish-32

無事、パブリッシュが成功しました!

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Tableau Serverにアクセスしてみます。こちらにもちゃんと連携されていますね。

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今回はcsvファイルを接続対象として選択し、その情報を元にビューを作成してこの作業を行いました。この前にEXCELに接続して同じ作業を行ったところ、この段階でEXCELに関連するエラーコードが表示されてしまい正常なパブリッシュとはなりませんでした。ドライバ絡みの問題と指摘されましたが、今回用いたTableau ServerをインストールしたWindows ServerにはOffice製品を入れていない為、EXCELと連携を取ろうとしてエラーになったのではと推測します。

EXCEL以外の場合でもRedshiftであればRedshiftの関連ドライバを、MySQLであればMySQLの対応するドライバをそれぞれWindows側にも導入しておく必要がありそうです。ドライバについては以下のページから入手出来ますので適宜必要となるドライバをインストールしてください。

Tableau Serverの管理について

Tableau Server周りの管理については、メニュー画面から以下赤枠で囲んだメニューからそれぞれ遷移出来るようです。

tableau-publish-41

  • Start/Stop Server:Tableau Serverの起動・停止
  • Configure Tableau Server:Tableau Serverの各種設定
  • Manage Product Keys:プロダクトキーの管理等
  • Tableau Server Monitoring:Tableau Serverの監視周り

まとめ

以上、Tableau Serverのインストール及び初歩の作業について備忘録がてら整理してみました。Tableau Serverについてはまだまだ沢山の機能や紹介し切れていない部分がたくさんあります。Tableau Serverを使いこなしていく過程で便利な機能、オススメの使い方等あれば適宜ご紹介していこうと思います。

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